今の時代も「空前の猫ブーム」と言われていますが、昭和50年代にも大きな猫ブームがあったようです。
多くの猫本、猫写真集が出版され、さすがの「文芸春秋デラックス」も無視できなくなった様子…。
「文芸春秋デラックス」は月刊で発行され、歌舞伎、ワイン、競馬、バロック音楽…などなど、大人の教養やたしなみを多方面から解説したり、紹介していた雑誌。
編集後記を読むと、「猫ブーム」に後押しされて発行されたことがわかります。
でも内容はかなり硬派。
もちろん、猫や猫科の野生動物の写真もありますが、「“現代ネコ”と『現代社会』」や「イリオモテヤマネコ騒動」「スミロドンからイエネコまで<ネコ族の興亡史>」のように、読ませる記事も多いのも特徴です。
●販売価格:800円(税込)
●元の定価:980円
●編集兼発行人:小林正明
●発行所:文藝春秋社
●発行年:昭和54(1979年)2月1日
●本のサイズ:A4サイズ
●本の状態:B(雑誌/表紙表面に細かいスレ、本の四隅に少々の折れなどがあり。経年劣化、少々。かび臭さ少々。しかし、ページ折れ、めくり跡もほとんどなく、全体の状態はきれい)